ご縁と相性
4月から、新入社員が一人仲間に加わりました。
大学を卒業したばかりの女性です。新卒採用の先輩は三人。男性が一人、そして農園女子の二人。若手チームが、少しずつ形になってきた春です。
そして、ここが私たちにとって一番うれしいところなのですが、新卒で入社してくれた若手は全員がインターンシップ経験者で、これまで誰も辞めていません。インターンシップの良いところは、実際の現場に立って、良いところも悪いところも、空気ごと体験できるところにあります。
会社を選ぶということは、自分との相性を確かめることではないでしょうか。会社が良い顔だけを見せても、来る側が良い顔だけをしても、あとでどこかに無理が出ます。「こんなはずじゃなかった」となるのはお互いにとって不幸です。だからインターンに来た人には、必ずこう言います。「一番重要なのは、休憩時間に社員の本音を聴くこと」だと。
仕事の説明や見学も大切ですが、休憩中の会話には、会社の温度や現場の“本当の姿”が出ます。遠慮せずに聞いてほしい、と伝えています。同時に社員にも、「良いところも悪いところも、正直に話してほしい」とお願いしています。「社長は綺麗ごと言ってるけど、現場はねぇ・・・」とかいう内容でも良いのです。そこまで共有したうえで、それでも「ここでやりたい」と思ってくれる人と一緒に働きたいからです。そうして出会った縁が、インターンシップを経て入社につながり、入社後の定着にもつながっている。
今年の新入社員も、入社前から会社の“現実”を知ってるからこそ、現場の空気に馴染むのも早いように感じます。そして先輩たちにとっても、新しい後輩ができたことは大きな刺激です。教えることで学び直しが起き、チームの会話が増え、仕事の精度も上がっていきます。
若手が若手を育てる流れができ始めていることを、本当に頼もしく思っています。新しい仲間が増えた今年の春。一人ひとりが成長しながら、チームとしても、もう一段成長していける。そんな予感がしています。
(吉岡)