ORGANIC LIFE
小腸と大腸、ふたつの“第二の脳”
「腸は第二の脳」と言われることがありますが、実は腸の中でも、小腸と大腸にはそれぞれ異なる重要な役割があります。
小腸は食べ物の栄養を吸収するという重要な役割がありますが、近年の研究で“感情”にも関わることがわかってきました。「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの90%以上が小腸でつくられており、小腸の状態が気分やストレスに影響することが明らかになっています。また、免疫細胞の多くも小腸に集まり、ウイルスや細菌を見分けて私たちの体を守ってくれています。
一方、大腸には100兆個以上の腸内細菌がすみつき、「腸内フローラ」をつくっています。善玉菌たちは食物繊維を分解し、体に良い「短鎖脂肪酸」を作り出します。この物質は腸を守るだけでなく、炎症を抑え、肥満や生活習慣病の予防にも役立つことがわかっています。
つまり、小腸は“感じる脳”、大腸は“育てる脳”とも言える存在です。どちらも、私たちの体と心の健康に深く関わっています。
小腸も大腸も元気に保つためにも、普段から食物繊維の豊富な野菜を摂ってください。モロヘイヤのような。
(吉岡)